勝手に捨てないで!ケンカにならない実家の片付け方法
2017年1月6日

勝手に捨てないで!ケンカにならない実家の片付け方法

久しぶりに実家に帰ると、床は足の踏み場もない、天井まで物が積みあがっている……なんてことはありませんか。高齢になると体力も気力も衰え、思うように整理整頓ができなくなります。叱ったり、無理やり捨てたりすると親子の仲がこじれてしまうので、片付けは慎重に行う必要があります。

高齢者は物が捨てられない?

もしかしたら使うかもしれないと思って物をとっておいたり、思い出の品が捨てられなかったりというのは、どの世代でもあることです。それでも、若い人たちはある程度物がたまってきたら処分しようという気力があります。しかし、高齢者は物を移動させる体力もなく、複雑な分別に悩み、結果的にため込んでしまいます。いわゆる「汚部屋」になると、子や孫は実家によりつかず、寂しさからますます物に執着してしまうということが考えられます。

安全のためにも片付けは必要

床に物が散乱していたら、つまずいて転倒するかもしれません。地震が来たら積み上げていた物が落ちてきて、けがをする可能性もあります。そういったことを例に出し、片付けの重要性を認識してもらいましょう。「だから(あなたが)片付けて」ではなく、「(私は)あなたが心配だ」という、「私」を主語にしたアイメッセージを出せば、すんなり応じてくれることもあります。とりあえずは片付けやすい1か所だけでもきれいにして、安全・快適に過ごせるということを実証するのもよいでしょう。

必ずしも捨てる必要はない

片付けるということは、捨てることとイコールではありません。狭い家なら処分しなければならないかもしれませんが、子どもたちが独立した後も広い家に住んでいるのであれば、収納スペースはたくさんあります。どうしても捨てられない思い出の品は、段ボールなどに入れて、品名を記入しておけばいいのです。よく使う物だけ身の回りに置き、すぐ取り出せるように配置しましょう。最初は本、服、などと種類を決めて、全部1か所に集めてから仕分けする方法もあります。部屋ごとに片づけてしまうと、同じ種類の品物が各部屋に散らばってしまい、探すのが大変になってしまうからです。このような作業は高齢者ではなかなかできませんから、子どもたちも手伝い、進まないようなら整理収納アドバイザーを呼びましょう。

親の自覚を促す

高齢者・片付け・整理

最近は生前整理のセミナーなども開かれており、積極的に片付けをしようという高齢者もいます。親も、子どもたちに迷惑をかけようと思って物をためこんでいるわけではありません。ただおっくうだったり、片付け方がわからなかったりするだけなのです。もし、物があふれた状態で親が亡くなってしまうと、片付けには膨大な時間と労力が必要となります。大切な書類が見つからなかったり、思い出に浸ってしまって作業が進まなかったりしますし、業者に依頼するにしても料金がかかります。そういったことも説得の材料となりますから、少しずつでも始めていきましょう。

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